◇ 咬み合わせと全身の関係 ◇

咬み合せがずれるということは、下顎がずれることです。下顎がずれると全身にどのような影響がでるのでしょうか。
下顎は筋肉で頭に吊り下げられた状態になっています。したがって顎の位置がずれることにより、重い頭もずれることになります。頭の位置がずれることにより体が傾いてしまいますが、人間には体を平衡に保とうとする三半規管があり、頭の傾きを補おうと首(頚椎)が傾き、首の傾きを補うために背中(脊髄)が傾き、更には背中の傾きを補う為に腰(腰椎)が傾きます。
つまり、全身へのゆがみへとつながるのです。首、背中、腰の骨の周りには筋肉、血管、神経が走行しており、骨がゆがむことによりそれらを圧迫することになり、首の痛み、肩こり、腰痛、頭痛などの不定愁訴を引き起こす可能性があると考えられます。